東京都中央区銀座七丁目にある宿泊特化型ホテル「ホテルミュッセ銀座名鉄」。駅からは少し離れていますが、大通りから少し入った落ち着いた場所にある隠れ家的なホテルです。
今回は、”日本一の朝食”を目指す話題の「銀座朝食ラボ」の朝食を頂きました。和洋折衷の小鉢ビュッフェスタイルがこの朝食の売り。ライブキッチンではシェフが作りたての料理も提供してくれます。
(2022年7月)
インフォメーション
(2022年8月現在)朝食会場は「銀座朝食ラボ」です。外来者の利用もOKです。
朝食ビュッフェ
- 料金:平日¥2,500 / 休日¥2,800(宿泊者は\2,200)
- 営業時間:7:00~11:20(土日祝日は10:30まで)
朝食レポート
入店
レストラン「銀座朝食ラボ」はレセプション・ロビーのある2階にあります。時刻は7:20、並ぶことなくすぐに案内していただけました。宿泊者は前夜チェックインの際に入店時間帯を選択する方法で、この日は混雑が予想されるとのことで比較的空いている7:30の枠を希望してありました。
時間は90分制、店名の通り朝食がメインのレストランですが、ランチ営業も行っています。
店内はそれほど広くはありませんが、天井が高く開放的な空間。木材を多くつかった内装はモダンな中にも和の要素が散りばめられています。オープンキッチンの”しゃぶしゃぶ”の暖簾が食欲をそそります。
案内された席には9升の木製トレイが置かれています。小鉢やその他の食器はこの升にぴったりの大きさで統一されているため、升の中に料理を綺麗に並べることで正に自分だけの”宝箱”が出来上がります。
料理
コンセプトは「江戸東京をまるごと楽しめる」。首都東京の食材を多く使い、手作りにこだわった珠玉の料理が並んでいます。あえてキッチンを見せて、中でシェフが腕を振るってい様子を見せる演出はさすがです。
では、まずは自慢の小鉢コーナーから。クリームコロッケを除いては冷製料理ですが、冷たくても味は一級です。なお、料理は季節ごとに変わるとのこと。
大皿で提供される料理もあります。このミートローフはジューシーな豚肉とまろやかなソースが絡み合い絶品。
メインの肉料理はロイヤル三元豚の「黄金出汁しゃぶしゃぶ」。席に備えられている専用の注文札をオープンキッチンのカウンターに持っていくことでシェフが調理、スタッフが席まで届けてくれます。脂の乗った豚バラ肉はとろけるような美味しさ。これまた絶品の鰹出汁で頂きます。
続いて主食類。ご飯は白飯と炊き込みご飯の2種類。ご飯もこの朝食のこだわりの一つ。
炊き込みご飯もおいしいですが、東京昭島市の地卵「たまらん」を使った卵かけご飯がおすすめ。”美味しいTKG”のレシピも掲げられています。
洋食党にはパンもあります。
汁物は味噌汁とガスパッチョ。
続いてサラダ、デザートの紹介です。まずはサラダ。東京で採れた江戸野菜は鮮度抜群。これもこだわりポイントの一つです。
デザートは定番のヨーグルト、フルーツポンチの他に、朝食では珍しい最中もあります。
フレンチトーストもあります。
最後にドリンクの紹介。体に優しいデキストリンウォーターがうれしい。もちろん他にホット・アイスコーヒーや紅茶などの定番ドリンクもあります。
感想
”日本一の朝食”を目指すだけあり、ありきたりの朝食ビュッフェとは一線を画すオリジナリティあふれる朝食です。この朝食を食べるためだけにわざわざ朝の銀座に足を運ぶ人が多いのも納得です。手作り料理はどれも絶品で、美味しい食材を精一杯楽しんで頂くためのシェフの心意気を感じることができました。
今回頂いた料理の中で、個人的なおすすめの品は、小鉢料理の中から2つ、サーモンタルタルとカプレーゼ、そして焼き日向鶏おろしポン酢掛けです。どちらも暑い夏にもってこいのさっぱりとした一品で、ついお代わりをしてしまいました。
それからもう一つおすすめなのがフレンチトーストです。バニラビーンズ香る卵液に8時間もの時間をかけて浸して焼き上げたとのことで、口いっぱいに広がるコクと香りが至福の世界へいざなってくれます。
ホテル概要
東海地方の大手私鉄、名鉄(名古屋鉄道)グループのホテルで、宿泊特化型ホテル「名鉄イン」の上級ブランド「ホテルミュッセ」の第一号店です。客室数は223室、料飲施設は「銀座朝食ラボ」1か所です。
「MUSSE」とは、Amuse(楽しませる)と Essence(大切な要素)の意味を合わせ持つ造語で、ビジネス客のみならず、観光やレジャーなど幅広い客層をターゲットにしています。
今回はスタンダードなグレードのモデレートセミダブルルームに宿泊、約14㎡と決して広くはありませんが、バス・トイレセパレートタイプで使い勝手の良い客室です。
ホテルミュッセ銀座名鉄
東京都中央区銀座7-12-9
TEL 03-3541-3535
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